第22回ツール・ド・八ヶ岳参戦レポート(本編?)

ツール・ド・八ヶ岳八千穂の総合グラウンドよりちょっと先をスタート地点とし、メルヘン街道をひた走り、八千穂高原スキー場を通り越えて冬季閉鎖解除直前の麦草峠まで駆け上る。

9:06男子Dスタート。早速スタートダッシュがかかる。自分はそれ程ダッシュせず。また、渋滞に巻き込まれ減速気味。焦らずに行こうと決めていたのもある。その頃にはntuさんは彼方。ひたすら淡々と走る。気をつけたのは、加減速がある場合はスムーズにということ、長めの上りに差し掛かったときには、ある程度は失速させつつ、維持しつつということ。それと踏み込まないこと。

そして何度か傾斜がゆるくなったところでは、負荷を一定にするようにして加速。20分も走っているとだんだん切羽詰まってくる。何がって、先日のレポートで前振りしていたトイレ(小)。段々と笑うに笑えない状況になってくる。スタート前までウィンドブレーカを着ておくべきだった…と後で気が付いても後の祭り。体が水分を欲しているのだけど、水分を取るのが躊躇われる状態になってくる…

途中でトイレを探して…と思いつつ先に進んでいく。スキー場ちょっと手前で大きな施設があったので、一旦停止。長野県警の警察官殿にここいらにトイレは?と伺うと、『すぐそこにありますよ。ただちょっと大きく回って下さい。』と返答を頂く。地獄に仏とは正にこれか?そう思って大きく回って下っていくのだけど、トイレらしきものはないし、施設は冬季閉鎖の模様。暫し、ここでもない、いやこっちでもないと探し回り、ないことに気が付く。ふっ、どうにでもなれ…って訳には行かない。なんてことをやっていたらU子様が『wixさ〜ん』と声をかけてくれた。また元の場所に戻って、別の方に伺う。すると、『もっと下に下らないとないよ!』との事だった。

一瞬、殺意が沸々と。

いや、下っても本当にあるのか?開いてるのか?もうこうなったらもうちょっと進んで…と怪しい判断をして、再スタート。本当のレースなら、自転車から降りた時点で終わってるよ(涙) 沸々とわいた殺意をエネルギーに再スタート。でもどっかで行かないとスキー場から先の上りで頑張るとやばそう…とピンチ超えました。

ここならいけるか?どこにトイレがあるんだ?と考えるのでいっぱい。気が付くと一旦抜いたはずの人をもう一度追い抜く。スキー場を越えもうちょっと言った先で再び同じ事の繰り返し。そしてなんとかすっきりしたので、何の不安もなく再スタート。既に5分以上はロスしている。心拍も一旦下がっているので、すぐにペースが戻らない。しかしすっきりしたお陰で何の不安もなく走れる。が、二度抜いた筈の人を再び抜く羽目に…

ダンシングよし、シッティングでトルクをかけるのもよし。な〜んて思っていたらもうすぐゴール。そう思っていると、ntuさんが下山していくのとすれ違う。もう暫くすると、snidさんから喝が入る。お〜!な感じでゴール前で気を入れて残りを全部出すつもりで行く。ゴール。男子D 102/165位。タイム1:41:28、トップからのタイム差0:33:48。予定の時計は1:30切り。トイレトイレと探し回ってコースから外れたのは6分30秒。やばい領域で我慢し続けた時間20分。冬山侮り難しだな。


信州ふぉとふぉと館様撮影


感動はなかった。なんとかやり過ごしたって事ぐらい。上り終わった直後なのに疲労感があまりない。自分は何をしにここにやってきたんだろう…なんてことも考えたけど、『上りの練習のつもりで』という言い訳を準備してたように思う。ただ、信州ふぉとふぉと館さん提供の写真を見る限り、ゴール直前で余裕をかましていられる自分にちょっと腹が立った。まぁ、昨年の乗鞍は上体が潰れ、mr師匠に笑い飛ばされるようなフォームだったから進歩はしているようだけど。

ゴール後、先に到着していたU子様とあれやこれやと話し込む。shirochariさんを待とうかとも思ったんですが、一旦選手控え場所まで下る。控え場所では、人がごった返しており、荷物をスムーズに受け取れない。アタフタしていると、先日梅野木峠に取材にいらっしゃったBICYCLE21の方が。気が付いたら取材されてしまいました(笑)>このミーハーめ!!!何で上るかという問いに『自分に負けているような気がする。悔しいから上る。』とインタビューでは答えました。そもそもスタートから負けてるっちゅうに。来月号にのったら笑ってやってください。どうせおいらはお笑いキャラクターだ。ついでにやられキャラだし(爆)