富士チャレンジ200 ソロ200 レースレポート

あっという間に時間が来て、並んで、大会長からのご挨拶。慣れてきてしまうと緊張感がない。スタート前は、mrymさん、ラスムッセンさん、izwさん、私と固まっていた。

サイコンの時計でも時間を確認しつつ、あれよあれよという間にスタート!但し、人数が多い為、号砲後もなかなかスタートしない。昨年と、いやその前も一緒だろう。

さてさて、列車を組んで進むか?どう出るか?と考えているうちに、mrymさん、ラスムッセンさんはどんどん行ってしまう。スタート直後は、異様な熱気に包まれてか異常にペースが高い。そういう私もこの熱気にやられて、ハイペースを維持してしまう。気が付くと何ラップ目立ったか、7分15秒を切るペースで走っている。上りでも30km/h以上を維持して…ってそれは自爆行為だ。それもあり、心拍は高すぎ、脹脛が攣る。

そう、クリートの角度をほんの少し外向きにした右脚。攣って痛いけど、騙し騙し速度を維持しつつ、下りを使ってなんとか走り続ける。多分、慣れておらず無駄な力が入っていたのと、糖質、水分の補給が早々に必要になっていたと思われる。早速カーボショッツを投入し、CCDで流し込む。

1時間が経ち、2時間が経つ。この頃に平均速度が35km/hオーバーを維持。ううむ、やばくない?心拍も上りで180bpmを超えてる。下りでも気が付くと160bpmを超えている。全体的に心拍を抑えないと、6時間以上は戦えない。これが今の自分の実力なんだから…

少しペースを落とし始め、第一コーナーから先は脚、心臓を休める為にエアロポジションで休む。重い自重で54km/h位までうまく乗せ、50km/hを切ったらペダリング開始。これを繰り返し後半戦の上りに繋げる。上りもダンシングで回していけばいいのだけど、休ませないと心拍が上がりっぱなしになるので、170台をリミットに、160台をリミットにと心拍を周回毎に下げていく。全体がうまく回ったかな?と思った頃には、下りで140bpmを切り、上りで170bpm台となった。

そうこうしているうちに半分の100km。CS400ではタイヤ周長がちょっと短めなのもあるけど、2:53:15で到達。昨年より約4分短縮。

程好く心拍を下げて200kmを目指していたつもりだけど、やっぱりまだ少し頑張り過ぎているのだろう。ここまでに数度だが脚が攣る。気が付くとカーボショッツの補給も水分の補給も少なくなりがち。攣りかけて大慌てでカーボショッツを突っ込む。水分も同様。ちょっと後手後手に回ってしまっている。しかし次の周回では復活するのだから有難い。ただ、100kmを超えてちょっと酷くなりそうな予感がしたのとボトルが1本半空っぽになったので、26周回目にピットイン。

Citric Amino Ultimateを一本とトイレへ。水分をとっても汗で出切らないのでどうしてもトイレが近くなる。さっと準備して出たつもりだけど、その時の一周の時間は14分もかかってました…止まると損失が大きい…と後で発覚。廃ペースなら2周できるという…

その後は、8分前半から中盤のペースで進む。前半無茶したつけが回ってきているように感じるのと、後半セーブするというなんとも後手に回ったペース配分。情けなや…

気が付く。自分とペースの合う列車の少ないことに。列車というと、先頭集団の鬼引き高速列車か、完走をサポートする巡航列車が中心で、それ以外は空中分解する列車が多かった。例えば…メインストレッチは下り基調で、徐々にスピードを上げていけば第一コーナー進入までに50km/hオーバーには達する。何度か列車に乗ったり牽いたりしていたんだけど、楽にペースが上げられるところで休んでしまうのと、牽ききれないのもあるけど、誰も先頭を変わってあげようと前に出る人が少ないのに気が付く。まともに走れている人同士で何度か列車を形成したけど、凄く走りやすかった。でも上りで頑張らない私は切れてましたけど(笑) でもですね、上りで頑張っちゃう人も多かったりしてました。上りで頑張って千切られ、メインストレッチでぶっ千切ってサヨウナラ…という方が多数。

なーんて、考えて走っているとどうもお腹が痛い。ヤバイ。このまま走り続けられない。またも脚が攣りそうになる…まだ先はあるし、気力も徐々に削げてきて、『何の為に走っているかわからない。』by昨年の師匠ってな状況になってきたのでピットイン。大慌てでトイレに駆け込む。このとき既に36周回目。暫しトイレにこもる。10分以上は軽く時間を失ってしまう…

しかし再スタート後は快調…かと思われたが、気が付くとメインストレッチは向かい風に変わっている。ペースが合う人が少なく、単独で走ることも多くなり、メインストレッチは最高56km/h位出ていたのが、30km/h前半まで落ち込む。まぁ、疲れもかなり出てきてはいるのだけど。上り終わってよれよれになっているところ、徐々に28km/h位まではのるのだけど、これを30に、32に、34にと上げていくのが辛い。前を走る列車はもう諦めモード入っているのか、30km/hぎりぎりとかいうのが多くなる。速い列車は逆に速すぎる。何度か飛び乗りはしたけど、先頭は牽きっぱなし後ろは休みっぱなしが多い。慣れた人が少人数で走っていると、気が付くと後ろにいっぱいいて、基本は牽かされっぱなしパターンが多くなる(笑) 逆にお客さんがいなくなるパターンも多発。最終コーナーから立ち上がって、30km/h位までは後ろの影が見えるので、『使ってやってくれ〜』と走るのだけど、徐々に速度が乗ると乗客がいなくなっている(笑) とはいっても、自分もヨレヨレだから、『誰か変わってやってくれ〜』と思うことも数度。

いつ終わるのか?このままずっとこの苦行が続くんではないか?そんな気がし始めた。そう、ラップを取っていたつもりなのだが、まだまだ44ラップに到達しない。そう気が付いたのは190kmを超えてから。Polarが言う。『まだまだ全然足りてませんがな!』。CATEYEが言う。『いやいやもうちょっとでんがな!』。正直、自分に自信が持てない。うわーん、どないしよう…ラップを取るとCS400はA-B間距離がリセットされるのだけど、気が付くと8km超えたりしたのが数回ある。途中で切れた。

プッツン。Polarさんが44ラップしたというまで走ればいいやんか!(爆)

壊れました、頭が。煙吐きました。途中でn-tuさんをメインストレートで発見したので、気合を入れて追ってみたりしましたが、上り区間で千切られたりしつつ、煙吐いて壊れたおやぢの暴走は続きました。そもそも、冷静な頭だったら追ってませんな…何周走ったか良くわからん。最後のほうでは、切れかけの電球の如くテンションが上がり、このまま7時間走り続けてやろうか?等と考えていたのは内緒です(笑)

Polarさんがやっとゴールを許してくれたので、やっと止まれます。でも不安は拭えない。頭が呆けてるかもしれない。急いで、PCでラップ確認が出来るところまで行き、確認。既にゴールしてました(笑) 6時間11分47秒位だった様な…

Polar CS400様の記録だと、215km走ってました。ピットに入っても少し動いてたので正確じゃないですけど、6時間56分走ってました。mr師匠、n-tuさん他からメインストレッチで声援を受けた覚えがあります。ありがとう、切れかけプッツン状態でも比較的まともに走れたのは、現実の世界に引き戻してくれた『声』があったからです。また、mr師匠から調子良さそうですね…というコメントを頂きましたけど、うん、ペース配分と周回をきちんとやっていれば楽に6時間切れたと思います。途中で計測ミスって切れているようではまだまだ青いな…ほんとアホちゃうか…

今回のデータ。

  • 心拍数(平均): 157bpm
  • 心拍数(最大): 184bpm
  • 速度(平均): 32.1km/h
  • 速度(最大): 60.8km/h
  • 継続時間 6:58:53
  • 消費カロリー: 5660kcal
  • 距離: 215km
  • 周回数: 多分48周

200kmをどれだけで走れるか…ではなく、途中から7時間に近い時間でより多く…と7時間耐久になっていたような希ガス。やっぱアホ。