サドル、タイヤ

■サドル:fizi:k ANTARES
テスト時の自転車。Allez E5でフレームもシートピラーもアルミ。タイヤは固めのGP4000。

fizi:k ANTARESは座った瞬間からちょっと違和感を感じた。少し真ん中が盛り上がった感じ。これはARIONEにも共通する。気が付けば今まではどちらかというとフラットなサドルが多かったので、余計かもしれない。
暫く回してみた。サドルの先の方がZoncolanに比べると平たく幅広く、脚が太い為少しあたる。でも意外と悪くない。
ギヤをアウター・トップにかけてサドルの後ろ側でお尻を引っ掛けて重いギヤを回す。これまた悪くない。
そう、全体的には悪くない。悪くないけど自分にとっては良くもなかった。途中から痛いっ!って程ではないが痛みが出る。fizi:kのARIONEもそうだけど、サドルベースががっちりしているということは体感できた。
今まで使ってきたSLR、ASPIDE、Zoncolanとどれもサドルベースは意外としなやかなものが多いので違和感〜痛みが出たのかもしれない。もしかすると、ARIONEもANTARESも『フレーム』、『シートピラー』、『ホイール』、『タイヤ』、『レーパン』というそれぞれの要素でバランスを取るタイプのサドルなのかな?とも思った。Madoneにつけたら合格点だったかもしれない。

しかし、その後にASPIDE FXに付け直したら圧倒的に快適性でした。


■タイヤ:Michelin PRO 3 RACE
存在感を主張しないが、しっかり仕事をするタイヤ。抵抗は少ないがしっかりグリップする。接地感はPRO 2からはかなり上がったと思う。PRO 2もそうだったけど、しなやかな乗り心地は変わらない。今まで総合ではGP4000が結構いいなと思っていたけど、PRO 2にしっかりした接地感がプラスされたPRO 3が一番のお気に入り。逆にGP4000シリーズの『主張しすぎる存在感』が気になるようになった。また、GP4000は剛性が高い分突っ張るような感じがして高速コーナーでは緊張を強いられ、疲れると感じる。
荒れた路面に行くならGP4000Sが安心。変な緊張を強いられない疲れなさならPRO 2、PRO 3。コーナーをガンガン攻めるならまだまだSTELVIO。