力まないペダリング

ペダリング時に重要なのは、パワーの『入力』と『脱力』。それとその時間。

ローラー台を回している時の自分のペダリングを見て、『違和感』を感じ始め、実走時も同様に感じていたことがある。影になっている自分を見ると何か動きが硬い。スムーズでない。この二点をじっくり見ていくと…3時の入力ポイントを越えても『脱力』できておらず、5時過ぎまで脱力できていないことがわかった。先日のrg師匠との会話から、一流の選手のペダリングはパワーをかける入力時間が短く、角度もそれ程大きくないいことがいいヒントになっています。

力強く自転車を走らせようとすると、どうしても力んでしまう。この力みが脚のコントロールを疎かにし、このまま頑張り続けると脚うりきれ型デススパイラルに入ってしまう。これは私だけでなく、ホビーサイクリストの皆さんがある程度抱えている問題かと思いますので、あえてかいてみます。

  1. 頑張って速く走ろうとする
  2. 踏み過ぎて四等筋を使いがちになる
  3. 四等筋が張ってきて稼動域が狭まる
  4. 膝が上がらず、ケイデンスが落ちる
  5. スピードを維持しようとギヤをかける
  6. 以下繰り返し、四等筋が終わる=脚うりきれまで

今日は、『踏まない、丁寧に、回転高目』という三原則を入れて走ると感じていた『違和感』がかなりとれた。また、帰りの相模川近辺で、『自分の自転車ってこんなに走るのか?』という感触がありました。よく『後ろから蹴っ飛ばされるように』とかいう表現がありますが、『後ろから推されている』ような感じがしました。しっかり乗り込んで、自分をチューンしていかないと宝の持ち腐れになってしまう…と痛感。それから、冬なのに乗れている感じが出てきたので思い切ってコラムスペーサーを10mmから5mmのに変えて貰う。今回は5mmダウン。来春にはスペーサー無しを目指して(笑)

それにしても自転車って面白い。頑張らないといけないけど、頑張りすぎはいけない。程々に頭を使って、与えられた自分なりの資質、道具を使って如何に効率良く走らせるか。最後の最後は『気合と根性』なんだろうけど、普段からどういうスタンスで考えるか…ということの重要性を感じた。


今日のデータ。思ったほど負荷は高くなかった。
走行距離: 75.6km (お店〜目的地〜お店)
最大心拍数: 184bpm
平均心拍数: 153bpm
平均速度: 30km/h
平均ケイデンス: 100rpm
消費カロリー: 2331kcal


【参考資料等】
ペダリング論を語る方の中で、私にとって非常にわかりやすく参考になっているのがSKILL SHIMANOの今西コーチ。そしてfunrideのムービー。これは過去のと今月のがありますので、気になる方は確認してみて下さい。