マドンインプレ総集編

6日目は大垂水〜宮ヶ瀬、7日目は和田峠と大体それっぽい所は一通り走ってみた。やっていないのは、上りっぱなしのヒルクライムか?
やはりマドンの美点は、シャキシャキ進む感じ。多分、あのボリュームのあるB.B.やシート、ダウンチューブ、リヤセクションのバランスと剛性だと思う。硬すぎず、柔らかすぎず。ペダリングも入力ポイントを意識して、入力ポイント以外は力をシッカリ抜く。気がつくとそこそこいいペースになる。そのお蔭もあり、ペダリングについて自然と意識させられる。あと、サイスポやら他のインプレでも言われているが、ダンシング時に踏み込むと勝手に自転車が傾いて、『これ位だよ』とライダーを導いてくれる。これは驚きだった。そのせいか、ダンシングを挟む割合はかなり増えた。ダンシングで走る気持ちよさ、楽しさが見えてきたから。確か、某チームのY根さんが、SPECIALIZED Tarmac E5で同様の評価をしていた気がする。

ダンシングをもっと使うためにはせめて1割程度を落とす必要がある…シマノの今西コーチが言うには、ダンシングを効率的にするにはある程度の体重の上限がある…とのこと(確か60kg前半台だったかな?)。勿論これが全てではないけどね。私は、肥満ではないけど筋肉・骨量が多い上、無駄な脂肪もまだたっぷりついている。その結果、BMI値は悲しいことになっている(涙) 今の所はフレームにも救われているが、夏頃までにはせめて-4kgを目標に体重を落としたい。楽しく、気持ちよく走るためにも。

マドン…TREKのトップグレードのフレーム…というイメージが強くあるけど、スキルの向上等を目指しているホビーライダーにはうってつけのフレームかと思う。自転車と対話するだけでもいろいろなことを教えて貰え、いい先生となってくれるし、コストパフォーマンスも高い。今更マドンなんか…という意見も聞こえてきますが、いいものはいい。

私にはパフォーマンスのほんの一部しか引き出せてないけど、このまま数年真面目に乗り続ければきっと強くなれる…そんな感触がありましたし、ここ1ヶ月でポジションはおろか、乗り方まで変化してきている。それ程影響力を持つフレームです、はい。