ペダリング3

ペダリングが何故崩れるか、何故踏み込み重視になるか、どうすべきかを検証してみる。ただ、私が思ったこと、感じたことで、初級レベルの戯言なのでご注意を!また長文かよ!文章力ないな!>ぢぶん

失敗パターンは大体決まり切っている。上りへのアプローチで、心拍数高めで入ってしまい、ダンシングする余裕もない。速度が落ちはじめると、ギヤが足りなくなり、グイグイ踏みはじめるか、無理矢理引き足を使い、乳酸大量発生。心拍もあがり放題で、我慢比べへ突入。

踏み込むペダリングは、その瞬間は高トルクで失速を防いでくれるが、筋肉を酷使する為、乳酸発生のトリガになる。心拍が上がっていると、乳酸を流すことも不可となり、心拍は上がる一方。
回すペダリングは、瞬間のトルクは低いが、クランクの回転に沿って、速度を維持するのに必要な分だけトルクをかける。よって筋肉に対する負荷が低く、連続的な運動に向く。

回すだけじゃ上らない…等と思っていた。確かに0加速であればそう。走っていれば、これはえらい勘違いと思われる。回すといっても、踏みも引きも(ここでは、押し、踏み、戻し、引きを大別し2要素と考える)存在するし、大幅な速度低下でもない限り、踏み込み重視でなくとも前に出る。これは先日のモリ師匠の走りが物語っている。

踏み、引きでトルクがかかる範囲を見てみる。踏みが有効な範囲は1〜3時と言われる。ただ、踏みでは体重もプラスできる為、有効範囲が広く、4時までとも言われる。引きは180度ずらした範囲と考えられるが、使用できる筋肉からだと、7〜8時多くて9時と言われる。上死点、下死点は入力が不可能。

最近の雑誌等では、引き足を意識するのは良くないとされる。膝を高くあげる程度がベターと。今中さんの場合は、片足ペダリングを推奨し、引き足強化を公言している。確かに、意識しすぎ、力んでしまうとケイデンスは落ちてしまう。踏みでも同様で、意識しすぎると下死点まで力んだままとなる。

踏み込み重視の何が悪いか?踏みだけにパワーを集中させ、踏む筋肉群が硬直しだし、脱力しにくくなる。最終的には下死点まで踏み続ける、所謂、アウト・オブ・コントロール!となり、自滅するまでの我慢大会化へ突入。

踏みを1〜4時、引きを7〜8時とすると、トルクをかけられる角度は以下のようになる。

  • 踏みのみ:180度
  • 踏み引き:240度

そう、引きは実は重要だったんだと今更ながら気が付く。踏みで下死点まで踏んでしまった場合、踏み引きの総運動量の半分はロスしてしまう事になる。なんてこったい!走るわけ無いじゃん!

回すことを意識しつつ、エネルギー効率、筋負担も考えると丁寧に回し、必要以上のトルクをかけないペダリングが上り攻略や、スピードアップへの近道となりそうだ。そう、そうすると腰から背中にかかる負担も減る。

ゑー、だらだらと長いんだよ!つまんねー!という突っ込みはハリセンで後頭部直撃!ということでお願いします。但し、ヘルメット被っている時限定ということでお願いします。