ある程度定期的に写真を撮る、写真雑誌を見る、写真展に行ってみるなどしていると少しづつだけど、写真とは何かが見えてくると思う。どういう写真がいい写真か?そういった基準もわかってくると思う。
ところが、最近の雑誌などの写真は銀塩→デジタル移行に伴い、写真の質が劇的に落ちてきている。仕事カメラとしては、Canon EOS 1D Mark II辺りが非常に多く使われており、絵の特徴などから間違いなくEOS 1D+Lレンヅな特徴が出ているにもかかわらず、絵が汚いものなどが最近目に付く。1D系+Lレンヅなら、撮って出しはローノイズ、程よい解像感があるんだけど、折角のこれらのよい部分は消えてなくなってます。

どのように汚いかというと…

  • 解像感を上げるために?アンシャープマスクをきつくかけすぎて、ジャギー・ノイズが目立つ
  • 不自然なアイキャッチライト(ポートレート)
  • ピントの芯がちゃんと来ていない
  • トーンバランスが崩れている
  • 階調がなく唐突に白飛びしている

おいおい、お金もらって写真撮っているプロがデジカメ初心者〜アマカメラマンが陥るパターンとかやってる場合じゃないでしょ。コンパクトデジカメ以下の絵なんて見たくもないよ。入稿のシステムもまだ過渡期なところもあるみたいな話を聞いたことがあるけど、今まで銀塩でもきっと手抜きな写真とってきたんだろうなぁ、こういう人たちは。

写真雑誌によく投稿されている細○さんや、ア○マさんの方がよっぽどまともなというか、表現力のある写真を撮ってると思うぞ。

問題なのは、こういった問題が一向に良くならないところ。

因みに、プロカメラマンやらPhotoshop使いのテクニックとしては、「アンシャープマスクはLabカラーモードで、Lにかける」です。こうすることによってノイズを抑えられるのですが、多分こんなこともやってないんだろうなぁ。でも、人の悪いところをみて自分の写真のウィークポイントを知るっていうのもいい勉強になります。

ま、仕事である限り期限を守ってっていうのもあるけど、極端に質が落ちるようでは…素人が手ブレ防止なコンパクトデジカメで撮って出し、構図さえ何とかなればこちらの方が綺麗なような気がしますが、ハイ。

因みにwixは趣味的に写真を撮っている、下手の横好きなド素人で御座います〆