第21回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

朝4:30アラーム。そこからずるずると起床。5:00には朝食を摂らないと。
心配していた天気だけど、うん、見事に晴れてる。路面も大丈夫そうだ。ただちょっと気になったのは、体がやたらダルイ。あれれ、今週の疲れが出たか?高度順化できていないか?スタートは乗鞍観光センターで、標高は1460m。20.5km走り、ゴールは畳平で、標高2720m。さてどうくるか?

朝食は、オレンジジュース、パン、ハム(これはなかなか)、サラダ、茹で卵と卵のサラダ。あとコーヒーが。これ以外にも欲しい人にはおにぎりが。なんか、自転車イベント参加者ってことを意識しての朝食は非常に有難い。もちろん、時間もね。

朝食後、準備開始。ウェアを着込み、デイパックの中身もそろえ、車まで。自転車を出し、空気圧チェック。若干低く7.5気圧位だったので、いつもの8気圧まで上げる。荷物は預けることに決め出発。先日は空気圧が低かったためか、走行フィールがちょっと変?だったけど、今日はオーケー。荷物を7:00までに預けないといけないので、6時代後半には会場入り。

荷物を預け、クラスが異なるshirochariさんとは別行動へ。並んでいると…あれれ、XCなMadone乗りさん登場。参加者一覧ちゃんとチェックしとけばよかった。暫し、談笑しお互い頑張りましょうと。

スタートまで1時間以上待ち。プチおやぢな私めは、7:52のスタート。緊張もし、トイレへ2回も行く羽目に(笑) 初めてのヒルクライム、別称:上りっぱなし。緊張するなというのが無理だ。そんなに神経細くないと思ってたけど、メンタル面結構弱いんだな。チャンピオンクラスが最初のスタートで、徐々に移動し、スタートラインに向けて移動。更に緊張する。心拍数も111拍も打ってるし…

ここで気がついたこと。慣れていない人が本当に多い?スタート前にトップチューブを跨ぎ、クリートをペダルにはめ込む。通常右側のクランクを下げておいて下死点に近い所で踏み込むとすぐ嵌まる。かなり多くの方が水平位置辺りから踏んで嵌めようとしている。これをやるとブレーキを掛け、体重をかけ、失敗するとバランスを崩したり、前に走ったりしちゃう。これで狭いところでヨレヨレしている人多数発見。この後の展開が見えてきた…

いよいよスタート。皆速いんだなこれが。比較的平坦スタートなので、皆飛ばしていく。私?私はのんびりスタート。でも周りと速度差がありすぎると危ないので、スピードちょいのせくらいのつもりで。2kmも行かないうちにゼーハー死にそうになっている人が多い。だってまだ1/10でしょ?これからがそれだと大変だよ?と思いつつ、心拍数は最大の84〜86%程度で走る。まだこの辺りは皆さんマナー良く走ってはいるが、中には「基本左側走行。追い抜きは右」という大前提を無視し、のんびり真ん中を走っている輩も。この状況なので、遅い人を左右から抜くなんてシーンが…頼む、危ないから左側走って…

この辺りから、なんかコースプロファイル嘘かいてませんか?と疑惑が。そろそろ平坦に近いと思われる辺りで上ってたり、傾斜率が上がったりする。ま、道に応じて走りましょって事で、目安程度と考えて走る。途中、平坦に近くなったのでシフトアップした上で回して走る。スタートダッシュをかけた半数以上が、この辺りでペースが上がらない。スピードが乗り、気持ちいいほど進む…も、遅いペースで進む集団にブロックされ失速…頼む、左走ってくれ。あいているのは右側の右端だけ。そこを速度差10km以上ある状態で突っ込むのは危険と判断し、上りに任せ失速する…ここで算段はご破算に…

じりじりと進む集団をコーナーでかわしつつ上る。コーナーのイン側は傾斜率が高くなっており、皆避けて通るので、これをダンシングでパスしていく。アウト側は傾斜率が低いため、皆そちら側による。だーかーらー、基本左側でしょ…と思いつつ。でも、実際にきついのもわかるのでなんとも言いようがない。

10km辺りから15km位までじわじわドーンと上るので、10kmまでの間に時間を稼いでおきたいと思ったのもまずかったか。10kmに到達時のタイムはこのまま行けば1:30に近くゴール可能か?とも思われつつもドツボに嵌まっていく…標高2000mを超えた辺りから、腰の痛みと高度からか力が入りにくくなっていく。腰の痛みはインカットで激坂とは言わないがダンシングで傾斜率の高いのを行ったのと、遅い自転車の後ろでパスするタイミングを待ってしまったのが原因のよう。思い切ってもっと行っとけばよかったか。

自分の中の想定時間から遅れだす。上からは同時刻スタートの方がかなり降って来る。中には怖い車両もあり。調整不足の車両が30台に1台位の割合か。酷いのはリヤディレーラがスポークに当たっていたりし、パンパン、ピンピンといったような音がする。最悪、スポークに巻き込んで後輪ロック、急停止、落車というのもあり、巻き込まれては大変。やばい車両はパスだパス。ダンシングすると腰はいくらか楽だけど相変わらずシンドイ。CP-1では水をもらいそびれたのでCP-2では水を貰おう…と思っていたら遅い車両にブロックされアウトー。今日は間が悪いのか?残り5kmちょっとなのだが自転車が走らない。傾斜率も低いはずなんだけど…腰が痛いのが原因?酸欠?

森林限界を超え、ゴールが見えてくる。まだ遠い。1:30はどうやっても間に合わないし、1:40台か?でもペースが上がらない。いや、落とさないようにするのでいっぱい。心拍数的には82〜84%なのだが、腰が痛く踏めない。ん?踏めない?まわさにゃいかんじゃないか。残り1km。でもペースは相変わらず。ゴール前は傾斜率も上がって正直シンドイ。更に下山も始まっており、右側から抜くにも抜けないシーンも多数。中には、傾斜率からか、踏み抜けずにこける人も2人程目撃。あとから行く人が絡み、あわや!ということも。基本は左!よろけてしまう程遅い人は歩いて左!基本よろよろしない!きついのはわかるけど、人を巻き込むとか、競技を阻害するようなことは止めようよ。

いよいよゴール。計測機器の音だけがゴールを伝える。ん?感動の頂点へ?いまひとつ?いまふたつ?いやいまみっつ位足りないぞ。
タイムは、1:51:14
うーん、もうちょっと早くゴールできるかな?とも思ってたので、ちょっと残念。だけど来年の目標と、走り方のコツは良くわかった。そうこうしていると、モリタさん、XCなMadone乗りさんが下山。お疲れと声をかける。その後YN嬢も。こちらにもお疲れと。それから八王子の方も。おつかれーと声をかけた謎の人は私です。

ゴール後は仕切りも、マナーも悪く、道の真ん中に自転車を止めていたりもする。勘弁してよー。仲間内で集まりたいのもわかる。一種お祭りでもある。でも競技でもあるし、渋滞を招くようなことにもなるんだよー。昨年の富士チャレ落車続出ってのも道理だな。ルールは守らないは、勝手なことはするはだったら。

上では、ヤギ大将、shirochariさんが休憩しているのを発見。自転車を止め、バスまで荷物を取りに行く。暫く、談笑。私のボトルはほぼ空。ここから20.5kmは下って変えるのに…とやっていたらヤギ大将から水を分けて頂く。助かった。ありがとうございました。来年は飲み物も上げてもらうこと決定!って来年も参加するのか(笑) ヤギ大将はこのあと下山し、松本まで車で、その後輪行とのこと。頑張って帰って下さいと思いつつ。(後のメールでは、新幹線でビールとのことでしたので、寝過ごさないようにご注意をと)

さて、下山開始。暫くは15〜20km位で行く。確か10〜15kmで先導されながらとのことだったが…ウィンドブレーカを着込んではいるが、若干寒い。ので、オーバースピン気味にクランクを回して下る。おおよそケイデンス80〜110の間。こうすると脚が冷えないですむ。暫くすると、暴走開始するものが出てくるわ、無理な追い抜きはかかるは、遅い車両をパスするのにてこずるはで、結構怖い。ひとつ間違えば事故ですよ、事故。遅い車両も危ない走りをしていて、コースを右に左に動くは、突如強めにブレーキを掛けるはで、後ろを全く気にしていない。もっと酷かったのは、後ろを顧みず、停止状態から走り出した人。ホント勘弁して。

途中からはshirochariさん、私で横に並び半ば無理やり集団コントロール?スピードは…秘密です。が、無理な追い抜きも少なく、ストレスなく途中から下っていけました。ある意味、shirochariさんはじめクラブランでしごかれている皆さんはこの辺り常識であり、恵まれた環境にいるなと思う。ま、皆その分真剣に、まじめに走っているのだけども。走りながらshirochariさんとあれやこれやと話しつつ下る。コーナーは、横に並んでからはイン-イン、アウト-アウトでまわっていく。

下りは思いっきりいければ30分もかからないんだけど、ゆっくりなのでなかなか終わらない。ヒルクライムであって、ダウンヒルではないので、帰りはタラタラで十分だ。やっとこさ下り終え、計測機器を外し、宿へ戻る。

さーて着替えたらお蕎麦ですよ、お蕎麦。先日予約をしておいたんですね。着替えて、荷物を整理して荷物を持って食堂へ。このお蕎麦。これがなかなか美味しい。ツユはあまり濃くないものですが、蕎麦はしっかりと味がした。美味しゅうございました。

食べ終わったら、表彰式も見ず帰路に入る。渋滞を避けたいしね。多分こう考えて行動された方は多かったのではないかと。途中2chの全日本ヒルクライムレーススレで情報を取りながら。どうも筧選手、130位だったとか。最近はヒルクライムだけでなく、ロードレースへの
参加もされているようで、調子はいまひとつ?残念ですけど、ステムに張ってる「前へ」はいっぺん自分もやってみるかと本当に思ったことがありました。精神面の強化だけでも2,3分の短縮はできますからね。

帰り道は、中央道の渋滞を途中から避けるように行く。それも、前回の雛鶴行きに使った秋山街道を行くことに!さ、興味津々だぞ。車で走るとコースのきつさがわかることもある。正に、今日はこれ。良くこんなところ走ってきたよねと。でも本当にいいコースです。また同じコースで走ってみたい。

今回の結果は、満足いくものではなかったですけど、事故もなく満足いく遠征旅行?となりました。毎々お世話になっているのに更にお世話になったshirochariさん。本当にありがとうございました。ドライバーご苦労様でした。秋山街道でのバモちゃんはよく走ってました。乗り手でこれだけ走るといういい見本でした。

絶対、来年も参加!目標は1:30にどこまで近づけるか?ということでやって行きたいと思います。もうじきF山ヒルクライムもあり、モチベーションは大いに上がってきてます。そうそう、腰痛の原因探りを入れつつ、ポジション、ペダリング再考もしないといけないし、やっぱり軽量バイクは必要だということがわかりました。って、私のAllez号は重量バイク。LOOK, Time, Tarmac SL等のフルカーボンで使い倒せる価格帯のフレームが欲しい!KSYRIUM ESも今回の様なシチュエーションではかなり効果が高そうだということもわかりました。モリさん、ESいまいちというのは訂正ということで。

そうそう、白黒Allez。少しやれてない?とのお話がshirochariさんから。確かにハードな使われ方はしているな。既に、M.R.自体が相当ハードだったりと。M.R.より乗鞍の方が楽といっていたヤギ大将の言葉を思い出す…

【追加】
本日の撮影はスポーツ写真サイト オールスポーツコミュニティさんと、http://www.dsgallery.co.jp/さん。きっといい写真はないかも…と思いつつ、ちょっぴり期待。でも荒れたフォームで乗ってたらダメダメっすね。