新品ジャージに袖を通すと何か悪いことが起きるというジンクスが出来上がってしまっているようだ。今日は何の気なしに集合場所を目指すが、途中コーナーの真ん中から立ち上がり部分に水が撒かれており、フロントからスリップオフ。ジャージの袖とレーパンが傷む羽目に…この時期にわざわざ道路に水を撒かないで…なかなか乾かないんだから…
以前の落車・事故等は、新品ウェアを下ろした1,2回目で起こっている。新品ウェアはローラーでデビューさせるのがいい?ま、それはそれしょうがないが、バンクしている状況でドライな路面からウェットに変わるのは結構怖い…反応が鈍いというのもあるかもしれないけど、歳なんだから無理するなというのは無しね。

呪いは徐々に…気が付くと以下のようなマイナートラブルが。

  • スピードセンサー作動せず
  • サドルの固定が緩む
  • チェーン落ち

途中何度か止まってトラブル対処。この間の事故の影響はあっちこっちに出てきてます…ま、殆ど調整範囲でごまかせるからまだよしとしよう。先日はフロントリムの傷対処とリヤディレーラ調整はしていたが、フロントはチェーンリングの撓みか、ディレーラかチェックしとかんと。

本題。本日の最大の呪いは、激坂+上りっぱなし区間の多い牧馬峠かもしれない…といいつつも結構楽しんできた。嫁の人には「マゾい」と、知人には「自転車をスポーツとしてみるとマゾい」と言われるが、「エンドルフィンどぱどぱ」な状態になるのか、きついけど楽しかったりする。一種Riding Highな状態なのかなぁ…コース自体は前回のid:wix:20050724と一緒。

前回は、途中でストップ、落車と見るも無残なリザルトだったが、今回はハートレートモニタと坂自体上りなれてきているのもあり、思った程悲惨な結果…ではなかった。で、今日はいろいろと試してみたかったことがあったので、いろいろとやってみた。

まずはダウンヒルでの工夫。上るということは下るシーンもあるわけで、大抵下って上るもしくは上って下る。上手く・楽に上るためには下りで稼いだ運動エネルギーを上りに振り分ける。下りで速度を上手く稼ぐのだが、ポジションによっては空気抵抗が大きくなり、スピードを稼ぐことができなくなる。ロードでは上体を伏せ、ステムに頭を近づける低いポジションを取ると、5km/h以上は楽にスピードが稼げる。実際、前走者から20m程度はなれた位置で実験してみた。相手はcannondale R1000で体重70kg台前半、ポジションはブラケットに手を添えた楽な姿勢。wixはSPECIALIZED ALLEZ E5で体重は同様、ポジションは下ハンを握って顎をステムに近付ける低い姿勢。前走もこちらもノーブレーキでストレートを下るが、どんどん追いついていく。ドラフティングをしていないにもかかわらず。これはBiCYCLE CLUBに今中さんが「ハコフグ」ポジションとして紹介していたが、実体験をしてみると目から鱗。体感的に本日の最高速度は70km/hは超えていたように思う(誤差±5km/h位?)。

次に、高ケイデンスで上るにはどうするか。やはりコンパクトドライブか27Tフリーはいるか?だって皆気が付くと同速度でインナー・ローと条件は一緒なのにくるくる回ってる…というのは置いといて、肝心なことを忘れてはいけない。スピードが落ちれば落ちるほど、ペダリングは「高トルクで踏み込む」必要が出てくる。これを長時間やってしまうと、筋肉へ負荷をかけすぎてしまう。さてどうするか。ダンシングもヘロヘロ、シッティングでは重くて回らないクランク。こういうときには心拍数と相談し、最大心拍-5拍までを上限としてみて、ダンシングで一旦スピードをあげ、なるたけ「回すペダリング」に戻してやる方法を取ってみた。結構心臓には負荷がかかるが、長時間足に負荷がかかり続けるよりはいいようだ。これを数度繰り返し、失速してケイデンス40を割らないように注意してみた。トレーニング不足から腰、脊柱起立筋に来ましたが、結果は出せたと思う。

最後に、体幹を意識したペダリング。ローラー台でのテーマは主に以下のもの。

  • 心肺機能の低下を防ぐ+α
  • 筋力の低下を防ぐ+α
  • 体幹を使った高効率ペダリング

今日体感できたのは、「きつい中で、本当に速く走ろうとしないとうまく動かせない筋肉がある」ということ。心拍数が170後半から180中盤で張り付き、ヘロヘロな状態で、もっと!と頑張ってみて思った感想。ただ注意しないと190オーバーの世界に行ってしまい、ミネラル不足も相まってか、足がつりそうになった。ローラー台でも負荷を重めにして、高ケイデンスを保とうとしないと意識できない、体幹を使えるようになるポジションがあったように思う。ま、楽ばっかりしてたら、楽に・速く走れるようにはなれないって事ですかね。

〆。いろいろと工夫したお陰と、ドリンク、運動前・後のサプリでリカバリーはしっかりできたと思う。若干の筋肉痛が残っているが、おおよそいい感じ。そうそう、呪いの話。左手捻挫したみたいで、ダンシング、ブレーキングがきつかった。スリップオフ時点でこのまま帰ろうかとも思ったけど、1ヶ月越しの期待のM.R.参加なのでそのまま参加してしまった。今は湿布をして冷やしてますが、痛みが続くようならまた病院かなぁ…