コンピュータ業界はかの出版業界とも近い部分があり、殺人的な量の仕事があったり、過労死が問題になっていた時期があった。確かバブルがはじけた頃に過労死が多かったように思う。知人の話だが、以下のような会話が複数件あったそうだ。

知人「最近XX君来てないね、どうしたの?」
知人の友人「過労死でさぁ…」

wixも今月より仕事がかわり、徐々に忙しくなってきていたが、今週はかなりきついものがあった。気が付くと毎日午前2:00帰宅で、八王子よりタクシーでしか帰れない。家に帰って軽く食事を取り、寝ようと思うと3:00〜3:30位。翌日遅くとも8:00には起床だから、4,5時間の睡眠で翌日が始まってしまう。週末が近づくと考える気力もなくなってくる。

さて仕事のほうだが、まさに「こ、こ、コアラのデス・マーチ」状態。スケジュールは立たず(いや、立てられない)、毎日締め切りに追われる状況。それも自分が起こしたヘマで追われている訳でなく、他人の尻拭きという。確かこの状況が既に半年近く行われており、落ち着いてきてこの状況。死への行進、デス・マーチな状態。

以前の仕事でもデス・マーチな状態に辟易としていたが、また今度もかい、おいおい。とは思うが、この業界自体をデス・マーチの暗雲が垂れ込めているのもひとつの事実。実はこの業界は一向に経済的復活の兆しが無かったりする。楽天livedoor等は羽振りがいいじゃないか?という話もあるが、あれは実は別業界だ。

コンピュータソフトウェアの開発、受託開発系の世界は一向に復活の兆しがないようだ。昔から日本にある、ソフトウェアはハードウェアのおまけだ!と大手コンピュータメーカが印象付けたイメージが実は未だに払拭できていない。工数は大幅にカットされ、顧客に媚びないと仕事ができない状況という。故に、工数単価の安い海外へ開発を発注し、言語の壁、商習慣の違いにより上手くプロジェクト運営が出来ず、崩壊に向かうプロジェクトも多いと聞く。

そろそろ見切りをつけるべきか?と本当に考えてしまう。はてさてどうしたものか。