ママチャリの無謀な運転。

今日、自転車 vs 自転車事故の当事者となってしまった。

事実関係
状況は、夜。街灯もそこそこあり、周りが良く見えている。道路は片車線5m幅位の車道で、信号付きの交差点から10m程度離れた場所で、交差するあまり広くない道路がある。ここで事故が発生。
こちらは中年、ロードバイク、ヘッドライト、テールライト共にオンの状態。相手は、初老男性、ママチャリ、無灯火、斜め横断。
こちらが車道を直進(おおよそ25〜30km/h)で走行中に自転車の右からの飛び出し、斜め横断があり、ブレーキングするも間に合わず、相手の側面(フレームのダウンチューブあたり)に衝突する。衝突時の速度は20km/h以下に落ちていたと思われるが、側面衝突の為、相手は転倒し、自らは自転車ごと前転する形となた。こちらは腕時計型スポーツ心拍系をしていた為に、これによって手首の外側に裂傷、上腕部に自転車が落ちてきて打撲を負う。相手は、転倒時に頭部強打と眉の上に裂傷を負う。
事故後、どちらも救急車で搬送され、応急処置・状況の確認。こちらは手首の裂傷はある程度深いがまっすぐな裂傷でないため、縫合不可。相手は、頭蓋にヒビがある模様だが、これが今回の事故によるものかが不明。現状は、どちらもが物損事故として警察に届け出ている状態。

道路交通法
道路交通法により、自転車は軽車両であると規定されており、この法を遵守する必要がある。これは意外と知らない人が多いようだ。歩道を走る自転車も多いが、これは交通戦争云々と言われた昭和50年代の同法改正にて、「自転車は軽車輌だが、自転車走行可と表示のある歩道、および警官の指示があった場合のみに歩道を走行可能」とされたものであり、特例が無い限り自転車は歩道を走ってはならない。
今回の事故の場合、相手の側道から無理な進入及び、無灯火、進路妨害等が考えられる。また、自転車同士の事故における罰則等はなく、人身事故として告訴をしない限り警察は動かない、動けないとのこと。

wixの個人的な見解
事故直後は本当に怒鳴り散らしたい状況だったが、相手の反応が今ひとつだったので怒鳴るわけにもいかず。でも衝突直後に倒れたまま、「どこ見て走ってるんだ!」と相手に怒鳴っていたようだ(回想して気が付いた)。

本当にママチャリの無茶な運転は本当に止めてほしいと思う。今日も無灯火逆走が何台もいるし(3,4台は最低いた)、この事故の相手も同様。自転車はどうせスピードが出ないし、無灯火でもいいでしょうとか、ちょっと無理しても大丈夫でしょうなんていうのは思い過ごしなんだけど、死ぬ目を見ないとわからない人が多いようだ。こちらとしては存在もアピールし、速度を落として走っているのに突然出てこられて、そのまま行ってしまえば衝突を避けられるのに、猫のように目の前でほぼ停止に近い状況に。フルブレーキングしながら体を小さくしていたようで、手首を切った意外は自分の愛機が上から降ってきたくらい。チェーンリングのオイルの跡が左腕にあったが、運が悪ければこれでザックリ行ってたかもしれないと考えるとゾッとする。

この事故について、自分は殆ど悪くないと思っている。相手方には今後気を付けるよう明確に通達した。最低限のルールも守らず、人に迷惑をかけるのは人ではない。単なる獣、いや同類にされたら犬猫だって迷惑だ。この相手は自転車がそんなに速く走ってくるなんてなんて…とコメントしていたと聞くが、そんなのは聞きたくないし、ましてや意味が無い。車だったら自分が跳ねられて死ぬかもと考えられるが、相手が歩行者や自転車だったら自分が相手を殺してしまうかもしれない、ましてや自分も死んでしまうかもしれないのに…最近は自転車ブームもあり、歩道をとばすMTB、ミニベロを多く見かける。自転車自体の平均速度も上がってきていると思われる。軽量アルミなママチャリだったらちょっと踏めば25km/h位は出るし、頑張っちゃえば30〜35km/h位は出る乗り物。

明日は仕事の予定だったが、これでは仕事にならない可能性もあるし、事故後6時間経っているが、まだ出血が止まりきっていないのを考えると、明日は最悪救急診療のできる整形外科にでも行かないといけなさそう。月曜日は通院は必至となってしまっている。そもそも、今キーボードを叩いているが、手が全体的に腫れてきていて、ちょっとシンドイ。

さて、ずっと気になっていた自転車本体。あまりチェックも出来ず、救急車で搬送となってしまったので状況が気になっていた。ざっと見た感じはハンドルバーが曲がっていたが…家に帰り着き、チェックを大まかにしてみるとある程度大丈夫そう。懸念していたフロントフォーク、ホィールは何とか大丈夫そう。細かいチェックは自走してみればいいのだけど、暫く乗れそうにない。自分自身かなり飛んでいたようだけど、この程度ですんだのと、後続車に轢かれることもなかったのは強運なのかもしれない。これで自転車も無事で済んでくれればいいんだけど…

今回の件で、嫁の人には多大な心配と、自転車回収、wixの救急病院からの回収という余計な仕事をさせてしまって申し訳なく思っている。

そうそう、事故直後に多くの通行人に助けていただけたのは有難かったです。車道の自転車を避けてくれた方、状況を確認し警察、救急の連絡を取ってくれた方、出血しているのをみてハンカチを貸していただいた方ありがとうございました。

で、結論。ママチャリだって立派な凶器になりえる。何も考えない、何も知らないし、知りたくも無い人は頼むから乗らないでくれ。