京セラCONTAXのマニュアル機がディスコンになった次には、京セラ自体のデジカメ事業撤退へと繋がった。銀塩のRTSIIIのディスコンは非常に残念だと思っていたが、追い討ちをかけるように…デジタルでもCONTAX SL300RT*とか、U4Rはなかなかできのよいコンパクトだと思っていただけに、非常に残念に思う。よって、U4Rはwix的逸品に認定。T*レンヅの利点、CONTAXブランドをうまく打ち出せなかったところが辛いところだが、復活を期待してます。

昨今の、デジカメ業界は「真面目に画質にこだわるカメラメーカ」には辛い状況にあるようで、「彩度・コントラストが異常に高く、ノイズリダクションでのっぺりした画像が人気」なコンシューマ市場ではやっていけないのかなぁなんて思う。ま、U4Rもかなり彩度が高いとは思ったけど、レスポンスの良さ等は評価するに値する。

自動車業界でも顕著ですが、真面目に作った車よりも、ありもんでテキトーに作って、トッピングに若干の趣向を凝らした車が売れるってんだから、不思議はないわな。ま、音楽に関しても、コンピュータの市場にしても同様なんだけど。

消費者が本質を見抜き、良いものを選ぶとかそういったレベルには達してないんだなぁと。文化的にはまだまだなんだなぁと思うよ、日本は。