嘘塗れ

今日のTVで勝間さんの発言が顰蹙を買っているようだ。「放射能は安全」との発言でTwitter上ではちょっと騒ぎになってる。うちにはTVがないのでこれについてはこれ以上言及しないが。

さて我々、ド素人は何が正しくて何が誤っているかもわからない。でもシステム的観点からはいえることがある。原発の設計と運用の両方があまりに脆弱だ。致命的なことがあってはならないシステムの割にフェイルセーフが甘かったり、ここには問題がない『筈』と早い時点で見切ってしまったりとアリエナイ事だらけなのには間違いない。


そういう意味では、事実を知りつつ問題に必要以上に巻き込まれたくはない。ここはそれなりに情報がまとまっていて便利。
東日本大震災・非公式・放射性物質モニタリングポストMAP その他


確かに、微量から少量の外部被曝であれば大したことはないとは言える…かもしれない。かも知れないというのは、こういった事例が少なく、あったとしても最も酷いチェルノブイリの状況しかないし、医療、臨床例も少ないから確かなことが誰も言えない。ただ、累積被曝量が上がればガン発生リスクは上がるし、多ければ白血病等に至るだろう。


官邸からダウンロード可能な福島第一の状況をまとめたレポートに疑問を感じる専門家の先生達もいらっしゃるようだ。政府と東電が嘘はついていないが、情報を出していないのではないか?と。炉心が早期に損壊している可能性が否定できないとしている。


政府は被曝安全ラインを引き上げてきているが、現地で作業を行っている方には悪い言い方をしてしまうと、所謂後遺症が出ても作業をやれといっていること。被曝量を抑えればそれだけ作業ができない、でもやらないとどうしようもない状況という状態が相変わらず続いている。現地で作業をされている方は、『ある程度は覚悟』して参画されていると思うと、頭が下がるとしか言いようがない。遠くから勝手に応援することしかできない…

そんな中でβ線被曝をされた方は、被曝した脚から暫く放射線を発していたなんて話まである状況。チェルノブイリでは、多量に被曝され、現地で亡くなった方は放射性廃棄物として石棺に一緒に眠っているなんて話がある。こんなことにはならないと思うけど、予断は許さない状況がまだまだ続いている。


なんにしろいいことではないことは確かだ。オーストリア気象庁の試算では、事故後3〜4日間に放出された放射性物質の量を試算したところ、ヨウ素131の放出量は、チェルノブイリ原発の事故後10日間の放出量の約20%、セシウム137の放出量は、同約50%に達する可能性があるとの発表もある。

オーストリア気象当局が福島第一原発の放射性物質放出量を試算、結果はチェルノブイリの20〜50% | スラド サイエンス


因みにアメリカさんは独自に放射線量を調査。フランスはIAEAから国内に発表されていない状況を収集調査。正しい情報が海外からしか入ってこないという状況ってかなりおかしな状況。関西では放送された原発にかんする番組が関東では放送されていなかったり…なんだかんだいって、一番のデマを流しているのは政府とTV。情報統制の下、提供される情報は安全です、問題ないですと連呼する彼らが不審感、不安感を煽っている。

買占め、ガソリンスタンド渋滞に関して私個人はかなり疑問的にみている。買占めという報道が沢山会ったが、オイルショック時のトイレットペーパー争奪戦より随分和やかだったが、どうなんだろう?地震や停電への備えを持っていない人が少し買い溜めに走ったものを買占めといっているのではないか?ガソリンについては、3/11に帰れなくなった自分も含め、移動できないことへの不安が高くなりガソリンスタンド渋滞は起きたのではないか。更に原発から最悪遠ざかる必要がでたら…なんてことも考えている方もいるのではないか?


とはいっても、状況が酷くなっても逃げる先はないし、ダメなときは受け入れるしかないんだけどさ。あぁ、原発君、ウンチ漏れてなければいいけど。オシッコは漏らしてしまったから…あぁ、また便所の落書き長くなってしまったよ。