Graffitiという入力方式【追記】

その昔、Palm PilotというPDAがあり、Graffitiというスタイラスを用いた画期的な入力方式があった。アルファベット、記号、数字を入力する方式なので、かな漢字の入力はローマ字→かな→漢字と変換するため効率は若干悪くなるという問題はあったものの、覚え易く、手書きの様な書くことの気持ち良さはあったと思う。

今ではPalm社も無くなり、その資産の一部は日本のACCESS社に引き継がれ、Androidの入力ソフトウェアとして生き残っている。で、この文章はそのGraffitiで入力してみたりしている。

ささっと入力するには、Flick入力より圧倒的に早い。まあ、Flickに慣れていないだけなんだろうけど・・・Graffitiに馴染みのある人なら、次から次に入力ができる為、軽快感を感じられると思う。ただ、幾つか問題はある。 yや幾つかの文字が入力しにくいということと、タッチパネルで指を滑らせ難いということ、かな漢字変換の問題が挙げられる。かな漢字変換は単語毎とは言わないが、文節での変換は今一つ。

ま、FlickもGraffitiも一長一短。生き残って欲しい入力方式ではあります。

【追記】
と、書いていたが大きな問題が一つ。バッテリフレンドリーでないということ。Battery Mixというアプリケーションでアプリケーション毎のバッテリー消費量を見ていたら、Graffitiが9%オーバー。残念ながら今のところはデモンストレーション用で常用には耐えないのかもしれない…と思った。とても残念。