長い長いさんぽ ビームコミックス

長い長いさんぽ ビームコミックス

偶然、嫁の人が買ってきた本は、我が家でよく読まれてきた、須藤真澄さんのゆずシリーズの最終巻とも言える作品。どんなの?というと、飼い主:須藤さん、飼い猫:ゆずの日常を描く、ちょっとコミカルな「猫馬鹿まんが」だったりする。最終巻というと…

じつは…この作品の影響で、猫が飼いたいと思ったこともあった。wixも嫁の人も犬猫の類は飼った事がなかった。野良の猫をかまったりするのが好きだったりするが、「あー、こういうのが家にいるのもいいよねぇ…」と思う程度。というのは、ペット禁止のアパートメント住まい、かつ、仕事で昼間は人がいなかったりするのがあって。でも、嫁の人のおねい様が猫を飼っていて、遊びに行ったときにはちょっと羨ましかったり。

暫くし、家を買うとなったときには、猫との生活を夢見ながら小さいながらも愉快なウサギ小屋(戸建)にすべく、東奔西走した。で、挙句の果てには犬。レトリーバー。フラットコーテッドレトリーバーへ傾いて、気が付くとfotolifeにもある黒犬のAQUAさんがいたり(笑) なんか落ち武者みたいでやな感じーというのもあったけど、wix的には凄く惹かれるものがあり、嫁の人を引きずりこんでFCRに傾いていったようだ。

で、本題にもどる。ゆずシリーズを全部読破してきている自分としては、最終巻=ゆずの死であり、涙なしには読めない気がして、部分的にしかまだ目を通していない。でもそれじゃってんで、「長い長いさんぽ」読んでみました。いや、失敬。おじさん、涙なしでは読めませんでした。ペットと暮らす、それも家族として…という人は、死別を経験することになるんでしょうけど、皆辛いなぁと。で、須藤さんの場合、最も辛いことに、留守にしている間に逝かれてしまう。自分もそうなりそうなので、ちょっと辛いし、同情してしまう。

須藤さんのゆずシリーズ作品は、ある意味、須藤さんとゆずの日記のようなものでもあり、非常に身近に感じられるのが特徴。よって、ゆず本猫を知らなくてもいつの間にかゆずファンになってたりする人も多く、猫マンガとしてはかなり有名ではないかと。実はwixも…嫁の人も?まぁ、全巻(とはいっても1巻、2巻という構成じゃない)あるってことはそうなんでしょか?

猫を飼おうかなぁ…と考える人には一読の価値はあるかもしれない。実際自分では猫を飼ってはいないので、本当にこうなの?といわれるとなんとも言えない部分もあるけど、雰囲気は伝わると思うし、迎え入れるところから、日々の大変さから死まで。で、須藤さんのページ「おさんぽ王国」はこちら

つくづく、AQUAさん、どんなにお馬鹿であっても、いつまでも健康で長生きして欲しいと思いました。