最近はまっている暇がないのが悲しいところ。本日のお題はデジタルものはやっぱりいまいち、銀塩カメラって結構良かったんだなと。で、過去使ってきたカメラはこんなところ。

もともと写真部だったわけでもなく、結構かかるフィルム+現像+プリントがきついのでデジタル化は非常に期待してました。当初のCASIO QVとかApple QuickTakeの画像を見ると、まだしばらく実用にはきつい上に、ライフタイムの非常に短い製品ともいえるので、なかなか購入に踏み切れなかった状況がありました。
量販店でのチェック等もしつつ眺めてきていると、300から400万画素でフォトセンサーの大きいもの、タイムラグの少ないもの、無難な絵作りという軸で選んできたら、Canon PowerShot S30が引っかかってきました。もちろんハードウェアとしての作りも加味して。もともとが銀塩ミノルタ派だったので抵抗はありましたが。それから暫くし、不満(レスポンス、絵作りの傾向、パンフォーカス気味になるレンズ・センサー)が溜まってNikon D70へ移ってきたのですが、まだまだいまひとつ。
他メーカのものもいろいろと見てきていますが、デジ一も暫く使ってきて再び不満が累積してきてます…

  • ハードウェアとしての魅力が低い
  • カメラとしてのライフタイムの短さ
  • フォトセンサーの掃除
  • ベイヤー配列が作り出す不自然な絵作り
  • ダイナミックレンジが狭い
  • APS-Cサイズだとファインダー像が小さくMFがきつい(135フルサイズは例外)

ハードウェアとしては、まだまだ持つ喜びがないし、長く(5年10年という単位)使おうという気にもなれない。絵作り、使い勝手からいっても銀塩一眼+リバーサルにやっと追いつきつつある状態。
よく、もう銀塩は駄目だ、時代はデジタルなんていってる人があっちこっちにいますけど、まだまだ銀塩に追いつけていないのが実情。実はちゃんと写真を撮ってきてないからそういう台詞が…と思うけど、ランニングコスト的にはやっぱり辛い。進歩はしてきているので、良くはなってきてるんだけどね。
でも銀塩のときのよさって、撮影そのものの行為が楽しかったような気がする。フィルム装填から徐々に盛り上がっていって「撮るぞっ!」となって、ネガ/ポジの確認までうまくいったかわからないのが良かったのかも。真剣勝負のときはうまくいくかな?という緊張感と、うまくいったときの満足感は今のデジタルでは弱まった気がする。