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大使閣下の料理人(3) (講談社漫画文庫)

おいしい料理を食する時、それは至福の時。
料理薀蓄漫画がかなり多い中、ちょっと違った視点から見た料理と、異文化コミュニケーション、非天才型主人公(とはいっても努力はかなり実ってたり、評価されてますが)が、はまりんこのかわすみひろし氏の絵と相まって、㌧デモにならない程度で心地よい世界を作ってます。
大概の少年誌、男性誌にある料理を題材とした漫画の場合「技術馬鹿」、「㌧デモ」、「勝ち負け」な方向に行ってしまうことが多く、物語を無理やり後付けしたようなものが多いように感じるなか、大使閣下〜は異彩を放っているといえましょう。特に魅力なのが、登場人物。癖のある、お人良し、お節介、真面目な人が多く、それぞれにまっすぐに生きてます。頑張ってます。このギスギスした現実世界では味わえない心温まる話を中心に展開し、これはこれよいです。
良い話読んでいる時、これも至福の時。

プラテネスもこれ系ね。